「NAGASHI その名はマレンコフ」

ドキュメンタリー映画「NAGASHI その名はマレンコフ」

監督/大上典保
製作/「NAGASHI その名はマレンコフ」製作委員会
企画・製作・構成・編集/大上典保
映画館での上映は未定です。

紹介:
 新宿の飲み屋街、“新宿ゴールデン街”に、マレンコフ(ソビエトのマレンコフに
似ていたのでそう呼ばれていた)という“流し”(ギター片手に一曲どうですか?と
言って店を回ってはお客さんの伴奏などをするお仕事)のおじさんがおりました。映
画は、マレンコフの人間像に迫ったものです。マレンコフは、60年間に亘ってゴー
ルデン街を中心に流し一筋で活躍、大勢の皆さんに愛されてきたのですが、映画の撮
影中の昨年9月に他界してしまいました(そのため、映画に必要な映像が不足してい
るのですが、ご自身の「映画はつくってくれ」ということに依拠して、映像不足のま
まですが作品化となっています)。新宿の闇市時代から、青線・赤線、全共闘、新宿
争乱、バブル、バブルの崩壊・・・と移り変わる新宿を見つめ、ギターを引き続けた
(あまり上手じゃないのですが〔笑〕)マレンコフの姿には見るべきものがあると思
いました。マレンコフは一言で言えば、新宿ゴールデン街の“座敷わらし”のような
人だったのかもと。いつのまにか現れ、いつのまにか帰っていく。でも、みんなから
愛され、マレンコフの通ったあとには幸せがやってくる。ドキュメンタリー映画と
いっても、たたかいも、盛り上がりもほとんどなにもないのでが、ただ、なんとなく
マレンコフが喋って歌って・・・の繰り返しなのですが、でも、そんな座敷わらし的
な人間がいても良い町・新宿ゴールデン街があるって、ありがたいなあーとしみじみ
思う次第です(現在の多くの都市は排除、排除なので)。マレンコフがギターで伴奏
していたのは、歌じゃなくて、お客さんの人生だったんだろうなあ・・・って、だか
らカラオケに負けることがなかったんだろうなあと。
[PR]

by morimiki-momo | 2010-02-07 22:41